地金で手作りアクセサリーを作るために揃えておくべき24の必須道具

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地金制作に使われる道具・工具とはどんなものなのか、初心者が彫金を始めるにあたり何を揃えておくべきなのか、ボクが実際に地金で手作りアクセサリーを作るときに使う道具や工具たちを紹介します。

他にもジャンルやスキルに応じて追加しておきたい道具・工具はありますが、まずは必要最低限揃えておきたい必須の道具・工具を24アイテムピックアップします。

実際に地金から指輪を作り出す工程に沿って、どこでどんな道具が使われているのか説明していきますね。

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step
1
地金を切り出す

シルバー925の銀線にケガキ棒を使って、作りたい指輪のサイズ(号数)の長さにケガキを入れます。そして、そのケガキ線よりもやや長めの位置を糸鋸で切っていきます。

ケガキ棒(筋彫り)地金&WAX兼用

千枚通し、針タイプのスパチュラ、ドライバーセットに入っているニードルでも代用できます。

ステンレス定規地金&WAX兼用

長さは15cmまで、0.5mm単位と1mm単位の2通りで測ることができるスチール製の定規。

すり板&クランプセット地金&WAX兼用

溝なしのテーパー型、溝ありのV溝型・平溝型の3種類。
透かし模様を入れる時など、溝があると作業がやりやすいです。
どれを使うかは好みだが、ボクは溝ありを使っています。

糸鋸フレーム地金&WAX兼用

女性にも扱いやすい軽量タイプの糸鋸フレーム。
地金用・ワックス用と2つ持っているとわざわざ刃を取り替えずに使えて作業効率UP。

地金用糸鋸刃

通常は地金を切るための糸鋸刃の太さは3/0を使用する。
透かしや曲線などの細かい細工や、ステンレスなどの硬い地金を切る場合には、6/0以降の細い番数が切りやすい。

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step
2
作りたい指輪のサイズ(号数)の長さに削る

ヤスリを使って、作りたい指輪(号数)の長さになるように削って整えていきます。

鉄工ヤスリ(粗目)地金&WAX兼用

ザックリと削りたいときに便利な粗目の大きなヤスリ。
鉄工ヤスリで研磨スキルを磨き、職人さんが一つ一つ丹念に仕上げた手切りヤスリにランクアップしよう。

ダイヤモンドヤスリ地金&WAX兼用

細かいパーツをサクサク削りたいときに便利。100均のものでも十分代用できます。

step
3
焼きなましする

バーナーで地金を温めて急冷させて、曲げやすいように柔らかくします。これを「なます」と言います。

耐火レンガ(イソライトC1)

耐熱温度約1000度の耐火レンガを設置例のように8個配置してバーナー作業場所を作ります。なましの他にロウ付けもおこなえます。

ロウ付け台(セラミックボード)

耐火レンガの上に敷きます。ロウ付け台の上に金属を置いてバーナー作業をしていきます。

ピンセット(作業用)

ステンレス製・チタン合金などがある。
100均でも手に入れられるが、ロウ付け作業にも使うので耐熱性が高いものが良い。
他にもプラチナのロウ付けまでこなせる耐熱温度1300℃以上のセラミックピンセットもある。

第3の手(固定用ピンセット)

ステンレス製の逆ピンセットが付いていて、金属パーツを固定させる。
両手が使えるのでバーナーの扱いに集中でき、ロウ付け作業の効率が上がる。
2つあると便利です。

ハンディーバーナー(大口)

炎温度約1700℃。
全体に熱を伝えたい場合や、大きくて厚みがあり、なかなか熱が伝わりづらい金属にはコイツを使う。
金属をなましたりやロウ付けなどに使う。

step
4
リング状に曲げる

酸化した地金の両端を研磨したら、芯金棒(サイズ棒)にあてがい、木槌で叩いてリング状に曲げていきます。

芯金棒

リングを真円にしたり、サイズを直したりするのに使います。
サイズ入りの芯金棒は、号数を確認しながら成形できるので便利ですよ。

木槌

樫材で作られた木槌は、対象物を傷つけにくいです。長さは1寸2分(36mm)のものが扱いやすい。

アンビル

平面部分は金床として、丸の部分では地金を丸く曲げたり、穴を利用することでリベットも作れる万能型アンビルです。

step
5
ロウ付けする

接合面にロウ材を置いて、バーナーで溶かし込んでくっつける。この作業を「ロウ付け」と呼びます。

ハンディーバーナー(小口)

炎温度約1300℃。
ピンポイントで熱を伝えたい場合や、小さくて細いすぐに熱が伝わるような金属のロウ付けにはコイツを使う。

ディクセル(ピックリングコンパウンド)

コップ1杯(約180cc)の水に対して大さじ4杯ほど入れて、ディクセル水を作ります。
そして、酸化したシルバーの表面をこの水溶液に浸し、酸洗いします。
(酸洗いすると地金表面が白くなります。)

昔は酸洗いに希硫酸を使っていたのですが劇薬ということもあり、お子さまなどがいる家庭を作業場として使う方の安全性を考慮に入れて、ここではディクセルを推奨しています。

フラックス

フラックスは、酸化抑止としてロウ付けする金属に塗るためのものです。

火を当てたシルバーは酸素に触れると、表面に酸化皮膜ができます。
焦げついたように黒くなるのがそれです。
この状態になってしまうとロウが溶けることが出来ず、終いにはロウ自体も黒く酸化してしまいます。

そこで、ロウを溶けやすくするためにフラックスを塗っておくのです。

フラックスには液体やペースト状などの種類があります。
これらを塗って、その水分を利用してロウを地金にくっつけて(置きロウ)、バーナーで熱を加えてロウを溶かしていくのですが、急加熱やバーナーの熱風などで置いたロウが動いたり落ちたりする場合があります。

そうならないために、フラックスは粘度のあるペースト状のものを使い、自然乾燥させてから始めたり、遠くから徐々に火を当てたりして作業を進めていきます。

ロウ材(銀ロウ)

使う金属に合わせてロウ材を変える。(銀ロウ・金ロウ・プラチナロウなど)
一般的に売られている銀ロウの種類には、2分・3分・5分・7分・9分・10分がある。
数字が低いほど、融点が高い。

ロウ切りばさみ

ロウ材を切るための金切りばさみ。
100均の工具コーナーにあるハサミでも代用は可能。

step
6
研磨して仕上げる

ロウ付けした指輪をもう一度芯金棒に通し、木槌で叩いて真円に成形したら、ペーパーロールサンダーでロウ付け面を含め、リング全体を磨いていきます。

ペーパーロールサンダー

リューターにつける研磨用先端工具。紙やすりが軸に巻きつけてあり、削れなくなったらむいて切ります。
#120・#240・#320・#400・#600・#800・#1000と番手が大きくなるほど、粗さは細かくなっていきます。
目が粗いもので形の整形をおこない、目の細かいもので小キズを消して鏡面仕上げの下仕上げまですすめていきます。

セーム皮豆バフ&マンドレール(軸棒)

セーム皮で出来たバフです。
マンドレール(軸棒)にセットして、研磨剤を含ませて仕上げ研磨していきます。

バフ粉(研磨剤)

銀・ゴールド・プラチナとオールマイティに使える超光沢仕上げ用研磨剤。

リューター

本格的に彫金を始めるためには、仕事用として通用するしっかりしたリューターを選ばないといけません。どんなリューターを選べばいいのかそのポイントを紹介しています。

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7
完成

今回は地金制作で使う道具・工具をメインにしたお話なので、指輪の工程についてはザックリとしか説明されていません。

もっと詳しい地金制作スキルを学びたい・ちょっと興味があるってあなたは、ボクが運営しているコミュニティメンバーサイトに参加してみてください。

詳しくはこちらの記事を読んでみて下さい。

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