アクセサリー解剖学ツールで最適な作り方を探そう!

アクセサリー解剖学ツールとは

実際に起こりうるシチュエーションと持ち寄ったデザイン(イメージ画や3面図)から条件を読み取り、最適なアクセサリーの作り方パターンを導き出せるようにしました。

Accessories Anatomy Tool(アクセサリー解剖学ツール)のそれぞれの頭文字から「AATool」と名付けました。

実際に仕事でアクセサリーを制作するときに考える作業工程(段取り)を、誰もが導き出せるように体系化したツールです。

AAToolの使い方

step
1
シチュエーションを考える。

まずは今あなたが取り組もうとしているアクセ制作のシチュエーションを考えてみよう。

これから作る商品は、誰発信の商品なのか?

  • 自身がデザインを考えてこれから世の中に販売しようと思っている商品である。

  • お客様に頼まれた商品である。

※お客様に頼まれた商品を作るを選択した場合は、以降はお客様に確認してもらう内容にもなっています。

この商品のデザイン画を用意するのは誰?

  • 自身がすべてのデザインを考えていく。

  • お客様が用意して、打ち合わせしながら最終的なイメージを決めていく。

何の素材で作るのか?

  • シルバー
    主流はSv925、場合によりSv950

  • ゴールド
    K18/K14/K10/WG(ホワイトゴールド)/PG(ピンクゴールド)

  • プラチナ
    Pt900が主流(理由は石留めしやすい適度な硬さの合金なので)、石なしならPt950もあり

  • 真鍮・銅・ステンレスなど

仕上げ方は?

  • 鏡面

  • いぶし鏡面

  • つや消し

  • いぶしつや消し

  • 古美(アンティーク調)

  • ザラピカ(ダイヤモンド)

  • ナナコ彫り(ミル打ち)

  • 白仕上げ

  • その他、お客様の要望

1点もの or 2点以上の量産品のどちらで作る?

【同じデザインのものを2点以上作る理由】
・販売を考えている
・同じデザインでシルバーとゴールドの素材のものを作りたい
・両耳用のピアスを作りたい
・同じ形が連なったデザインのブレスレットやチェーンを作りたい

【量産品を作る上で考えること】
・キャストなどにより複製した商品(量産品)の石座やサイズが縮むことを考慮して、ゴム型用の原型は理想サイズよりもやや大きめの寸法で作っておくこと。
・量産の指輪の場合、原型のサイズは何号で作るか?
(男性向け?女性向け?それともどちらにも対応できるサイズ?)

サイズは?

  • 指輪
    何号で作る?(幅広のリングにする場合は、希望の号数から+1号~2号大きめに作る)

  • ブレスレット
    男性用・女性用?腕周りのサイズは?

  • ペンダントトップ
    チェーンはお客様の方で用意する、それともこちらで用意するのか?
    こちらで用意する場合は、長さは?(40cm/45cm(一般的)/50cm/それ以上)

  • ピアス・イヤリングどっち?(耳にピアス穴ありなしを確認)
    どのタイプ?(スタッド/フック/フープ/チェーン)

納期は?

  • 材料の調達・制作日数・配送などを含めた期間を計算して、余裕のある納期を提示する。

予算は?

  • 以上の上記用件を聞いて、原価がどのくらいかかるのかを導き出し、そこへ利益を乗せた見積もり金額を提示してあげる。

シチュエーションサンプル

こちらがシチュエーションのサンプルになります。

サンプル1

自分発信

(自分発信とは、自分自身が考えてアクセ制作を取り組もうとすること。)

  • ネットで販売するレディース向けの指輪を制作する。

  • イメージ画像(3面図)は、自分で用意する。

  • 素材はシルバー925で、鏡面仕上げにしたい。

  • 量産品

  • リングサイズは号数展開するので、10号で作る。

  • 予算は3千円以内でおさめたい。

  • 原型の納期は2週間まで、量産品の納期は1ヶ月までを目標とする。

あなたが持っているスキル

  • ワックス原型制作

サンプル2

相手発信

(相手発信とは、相手から頼まれてアクセ制作を取り組もうとすること。)

  • オーダーメイドの指輪の注文が入った。

  • イメージ画像(3面図)は、相手と相談後に用意する。

  • 素材はK18で、鏡面仕上げとなる。

  • 1点もの

  • リングサイズは11号。

  • 予算は3万円以内まで。

  • 納期は2週間まで。

あなたが持っているスキル

  • 地金制作

  • ワックス原型制作

step
2
イメージ画を用意しよう。

自分自身や相手が書いた手書き画や写真・ネット画像などから、制作に必要な寸法が分かる3面図のイメージ画像を用意しましょう。

イメージ画サンプル






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step
3
3つの条件をピックアップする。

シチュエーションから、以下の3つの条件に当てはまる答えを導き出します。

作りたい素材は?

シルバー(SV925) 金/プラチナ/その他(K10/K14/K18/Pt900/etc.)

1点もの or 2個以上の量産品

1点もの 2個以上の量産品

どのスキルを使う?

ワックス原型スキル 地金制作スキル

step
4
作り方パターン分類表に3つの条件を当てはめて絞り込む。

3つの条件から出した答えを「作り方パターン分類表」にある9つのパターンに当てはめてみて、いくつかのパターンに絞り込もう。

基本的にキャスト・型製作は外注に頼み、最後の仕上げ作業は自身でするものとします。

1点ものと量産品のアクセサリーの作り方パターン

作り方パターン分類表

各パターンの枠内をタップすると、詳細が表示されます。

パターン1

パターン2

パターン3

パターン4

パターン5

パターン6

パターン7

パターン8

パターン9

step
5
絞り込んだパターンの制作費と納期を求めて、さらに絞り込む。

それぞれの作り方パターンの制作費や納期を求めて、さらに絞り込みを行う。

絞り込みポイント

  1. 制作費は予算内におさまるのか?
  2. 納期までに間に合うのか?

求め方はこちらを参照ください。

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パターン番号
[     ]

ワックス原型の想定重量
[     ]g

SV925キャスト吹き上がり品の想定重量
[     ]g

キャスト吹き上がり品の想定価格(工賃含む)
[     ]円

制作費
[     ]円

納期
[     ]日

step
6
地金・ワックスの両パターンが残ったら、どちらかに絞る。

ここまでで地金とワックスの両パターンの作り方が残ってしまった場合は、

  • あなたにとって作りやすい作り方はどちらか?
  • デザインの雰囲気が出しやすい作り方はどちらか?

この2つの視点で考えて、地金かワックスのどちらかの作り方かに絞り込もう。

作りやすい作り方は?

パターン番号:

理由:

デザインの雰囲気が出しやすい作り方は?

パターン番号:

理由:

step
7
導き出したパターンで作ってみよう!

用意したイメージ画像をもとに、導き出した最適な作り方でアクセサリーを作っていきましょう!

「色々なシチュエーションに当てはめて作り方を導き出す。」
この作業を繰り返してAAToolを見ないでも導き出せるようになりましょう。

AAToolの使用例

このサンプル事例では、シチュエーションとデザイン画から、AAToolで最適な作り方を導き出していく流れを見ることが出来ます。

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