はじめまして、GIKYU(ギキュウ)こと、根本 義久と申します。
このたびは彫金バイブル「ジュエリルワールド」をご覧いただきありがとうございます!
早速ですが、あなたがどんな彫金師を目指したいのか、どんなジュエリーを作ってみたいのか、漠然としていた考えを今日この場であなたが向かうべき方向性をある程度決めちゃいましょう。
今のあなたは『クリエグ』です。
?・・・クリエグって何?ですよね。
クリエイターエッグの略で、
要するに"彫金師の卵"という意味だと思ってください。
そんなクリエグが彫金のスキルマスターになるための指南書がこの彫金バイブル「ジュエリルワールド」なのです。
このバイブルを読み進めていくことによって、彫金に関する知識やスキルを身につけていくことが出来ます。
まずは、自己紹介を兼ねながら、ボクが目指すべく世界をお話しようと思います。
その世界を作ろうと思うきっかけとなったのが、とある彫金教室で講師をしたのが始まりです。
そこは商売としての彫金知識と技術を教える実践向きの教室でした。
如何に効率よく、クオリティの高いものを安く作り上げ、それでいて(ここが大切)
”お客さんが喜ぶ商品を提供できるか!”
この視点からアクセサリーを作り出すというものでした。
教える全てが実際に仕事で使われているスキルなので、マスターさえしてしまえば、即現場で通用してしまうという訳です。
(その代わりスキル習得の合格ラインは厳しいですけどね。)
ボクはそこのただの生徒だったはずが、ひょんなことからそこの講師となり、そこで9年間みっちりと学ばせてもらいながら、業界の内側を見ることができました。
(なぜ、そうなってしまったのかという話はまた別の機会に話すとして)
糸鋸・ロウ付け・研磨・ワックス原型製作・石留めなど、地金とワックスで使われる彫金に関するありとあらゆる技法やテクニックをマスターしていきました。
アクセサリーデザインを見ただけで、大概のものはその作り方が理解できるし、自らで作り出すこともできます。
そうしてボクは、自らの考えたデザインを彫金を通して自由に表現できるようになったのです!
めでたしめでたし
では無かったのです。
モノは作れる・商品は持っている、そして売ることもできたんだけど・・
食べていけない。
商売を軌道に乗せるまではむずかしいですよね。
ボクもその1人でした。
特にネット販売は様々なやり方がありすぎて、初めての方がどのように進めていけば良いのか、そのやり方が明確ではないのです。
そこでまずは、教室で教えているネット販売とは別の方法で、実践と試行錯誤を繰り返しながら、独自にネットで商売していくためのノウハウに磨きをかけていったのです。
例えば、独自ドメインを取り、自らネットショップを立ち上げるコストをかけない運営法だったり、
広告を利用せず(お金をかけないで)狙ったキーワードでGoogleの検索上位に食い込み、人を呼び込める集客サイトを作ったり、
彫金に限らず様々なジャンルのウェブサイトに広告の収入が得られる仕組みを組み込んだり、
究極は、製作しない・在庫を抱えないレバレッジを効かせたネットビジネスです。
(これはアクセサリー販売に限らず、すべてのジャンルのネット販売に通用する知識です。)
(色々と分からない用語が出てきたって方も、今は分からなくても大丈夫です。)
かつてのボクもそうだったように、商売を軌道に乗せられずモガイている人、彫金をマスターして自身の今の活動に活かしたい人などに、ボクが身につけたスキルや知識や経験を役立てられたらいいなと思ったのです。
そのための伝える場所・学習空間というものが作れないものかなといつも考えていました。
そこは先生と生徒という関係ではなく、共有できるものは共にシェアし、個々として、全体として活動できる空間。
個々の活動場所の基本を自宅とし、自分のペースで、時には仲間とともに、彫金スキルとネット販売の知識が学べる コミュニティオンラインの世界です。
そんな世界を求めている仲間たちをボクは見つけ出し、持てる全スキルをすべてこの世界に記録して、皆の目指す道に役立ててほしいと思ったのです。
彫金の技術もCADなど先進的な機械工具の発達により、少しずつ変化しています。
職人の手が必要なアナログなスキルだったものが、精密さと効率の両立が要求されるデジタルなスキルへと、時代と共にスキルも変化しているものもあります。
それらのスキルの変化を記録していくようなものが、今の彫金業界には存在していません。
(すべては個々のクリエイターの頭の中に内在しているだけ。)
今の彫金本を見てみてもちょっと古臭く、今の時代にどこまでそのスキルを使っているのだろうと思ってしまうようなスキルが載っていたりします。
活字だけでは伝わりにくいってのもありますよね。
今は映像を当たり前にスマホで観られるのに、それを活用した教え方すら整備されていない状態なのです。
教室を見ても、ボクがかつて学んだ教室のような商品を売るという視点で実用性の高いスキルや知識を教えている学校が一体どのくらいあるでしょう?
というか、今はどこも教室自体の運営が危ぶまれている状態ですよね。
こんな世の中だからこそ、実用性の高いスキルをまとめ上げた記録物や映像がネット上からいつでも観られ、さらに使いやすいスキルへと発展・進化し続けていけるそんな彫金の世界が必要なんです!
現状の彫金世界はどうしても閉鎖的なので、技術や知識はその彫金師さんだけのものになりがちです。
それらがどんなに優れていたとしても、世に出回ることはほとんどありません。
すべてがすべてオープンにするのもどうかと思いますが、せめて同じ志を持つ仲間同士には、オープンな状態が好ましいとボクは思っています。
受け継がれるべき知識や技術を、しっかりと次の世代に残せる記録物や場所が必要なのです!
そして、このようなカタチであなたに話しているのも、このバイブルを正しく理解した方にだけ受け継いでもらいたいからなのです。
ここはいわば、逸材発掘と育成場所でもあるのです。
冒頭でお話した通り、あなたはまだクリエグの原石です。
目指すは、一人でアクセサリーが作り出せる彫金クリエイター(スキルマスター)になってもらうこと。
さらには知識や経験を積みながら同時に資金が生み出せるシステムを仲間たちと作り上げていくことが第二の目的となります。
最終的には、仲間とともに共存共栄できるリアルなジュエリルワールドの世界を作り出していくことです。
もしあなたがこの世界に少しでも興味を持ち共感してもらえるのであれば、ボクも全力であなたをスキルマスターへと導いていきます 。
そのための第一歩として、まずはあなたが目指すべき彫金の道を知りることからはじめていきましょう!
あなたが学ぶべき彫金を知るための書をここに贈る
この書を読むことで、あなたが学ぶべき彫金のスキルが見えてきます。
すでに学ぶべき彫金スキルが決まっている経験者の方も、初心に返ったつもりで読んでみてほしい。
-
-
いざ彫金師へ!最短の道のりを見つけるために
自分が思い描いたデザインのアクセサリーを作ってみたい 今以上の知識とスキルが欲しい ゆくゆくはMyブランド、Myショップを立ち上げたい そのためにはどうするか?・・・結論から言うと、 「彫金師と呼ばれ ...
続きを見る
-
-
ロストワックス製法のすべてがわかる!ロストワックス製法皆伝の書
ワックスでのアクセサリーの作り方とは? ろうそくのような硬さのワックスという素材を切り出したら、「削ったり」「彫ったり」「くっつけたり」「盛り付けたり」して、形を整えていきます。 地金と大きく違う点は ...
続きを見る
-
-
地金製法のすべてがわかる!地金製法皆伝ノ書
地金でのアクセサリーの作り方の流れ シルバーや金やプラチナなどの金属(以下【地金 ”じがね”】と呼びます)で、アクセサリーを作ることを "地金製法" と呼びます。 手に入れた地金は、はじめは板状や棒状 ...
続きを見る
-
-
製法を導くための判断基準の書
あなたがピックアップしたデザインは、地金製法で作るべきなのか?それともロストワックス製法で作るべきなのか? 迷ってしまうと思います。 この書では、地金・ワックスどちらで作ればいいのか、その判断方法につ ...
続きを見る