メタル基礎スキル【糸鋸で地金を削る】

糸鋸は切る以外に、削ることもできるんです。

精密ヤスリでも入らないような細かな部分を削るときに、糸鋸を使ってヤスリがけしていきます。

このテクニックを習得することで、緻密で繊細なデザインをきれいに仕上げることができるので、ぜひ覚えてください。

用意するもの

使用材料

  • 地金板【Sv925】(1mm厚)

必要工具

  • 糸鋸フレーム

  • 糸鋸刃【地金用】(3/0)

  • すり板&クランプ

  • けがき棒(スパチュラ針タイプでも代用可)
    千枚通し(100均にあり)

  • ステンレス定規(100均にあり)

  • スプリングコンパス or カニコンパス or 円テンプレート

  • 刷毛(100均にあり)

  • トレーシングペーパー(写し紙)・シャーペン・セロハンテープ(100均にあり)

 

地金の削り方【糸鋸での削り切りテクニック】

前回の課題で切り抜いた12mm×12mmの正方形の地金を使って、ペンダントチャームを作ってみましょう。

step
1
アルファベットを地金にけがく

今回はこちらのアルファベットのサンプル画像から「A」を選び、正方形に切り抜いた地金に上に、Aの輪郭に沿ってけがいていきます。

アルファベットサンプル

スマホでこのコンテンツを読んでいるメンバーは、今見ているこのアルファベット画像をそのまま使ってけがいていきます。

けがく方法ですが、

スマホの上にトレーシングペーパーを敷いて、画面に映ったアルファベット文字をそのままトレペに写していきます。

ただし、スマホってタッチパネル画面に触れた時に、中の画像が動いたり拡大したりしてズレてしまうんですよね。

そこで中の画像がズレないように、スマホ画面を固定させる方法を使って、トレペに写していきます。

スマホに表示されている画像を使ってけがいていく方法

アルファベットサンプル スマホの画面上からこのアルファベット画像をそのまま使ってけがいていく方法です。 けがき方 スマホの上にトレーシングペーパーを敷いて、画面に映ったアルファベット文字をそのままトレ ...

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step
2
けがき線をたよりに地金を切り抜く

この映像では音が流れます。音量を確認してからご視聴ください。

デザインを切り抜く時のポイント

地金と糸鋸刃の角度を意識して切る

糸鋸刃は、地金に対して常に垂直の角度で切れるように意識すること。
特に曲線や直角部分を切る時に、糸鋸刃を斜めのまま切ってしまいやすいので気をつけよう。

斜めの状態のまま切ってしまうと、裏と表のデザインが変わってしまいます。

目線とけがき線の間に障害物がないようにする

右手で糸鋸を持つ場合は、糸鋸刃はけがき線の奥側、ようするに右側にくるようにします。
糸鋸刃よりもけがき線が手前にくるので、切る位置を確認しながら切っていくことができます。

逆だと、糸鋸刃が障害物となって、けがき線を隠してしまい、切りづらくなってしまいます。

削り切りのやり方

糸鋸刃の向き

糸鋸刃の向きは切り取った面に向かって、やや切り込む角度に向ける。

糸鋸の動かす方向

糸鋸の動かす方向は、切った面と平行になるようにすすめる。

刃の向きと動かす方向と2つの動作を同時にキープしつつ、切った面の方へ刃を押し当てながら切っていくと、地金が削れていきます。

この糸鋸の一連の動作を横から見ると、小刻みに回転している感じになります。

削り切りのポイント

押す力と抑える力のバランスをとり、切る位置を調節する

糸鋸で削ると言う動作では、どうしても前に押す力を殺すことが難しいので、削りたくないところまで削ってしまうことがあります。

そこで削りたい部分だけに糸鋸刃をピンポイントで当てるために、地金を押さえている指以外の空いている指を使って、必要以上に糸鋸刃が前にいかないように刃をとめてあげます。

これで糸鋸の前後の動きの舵取りをして、削りたい部分だけに刃が当たるように調節していきます。

ノコ刃が地金に当たったときの感触と削れている音を意識してください。

動画の10分23秒の部分に、糸鋸刃が地金に当たっている削れている・削れていない音の違いを収録しているので、音を聞き分けて実際に作業しているときに確認してみてくださいね。

削り切りテクニックで出来るデザインサンプル