覆輪留めで使う8つの石留め道具とは?

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覆輪留め(フクリンドメ)という石留め方法に使う道具についてです。

これから紹介する道具を用意してもらい、覆輪用のタガネのカスタマイズからファセットカットやカボションカットのそれぞれのカットによる石留め方法や、◯や□や♡などのカタチに合わせた留め方、そしてフクリン枠のデザインなど、覆輪留めに関するスキルを完全マスターしていきますよ。

覆輪留めがマスターできれば、リングやピアス・ペンダントトップ・ブレスレットなど、すべてのアクセサリーデザインに取り入れることができます。

覆輪(フクリン)留めで使う道具

回転バイス


覆輪アクセサリーを固定して留めやすくするための道具。
こいつをクルクルと回転させて、枠を均等に倒して留めていくのだ。
上画像の回転バイスは「SK11 ユニバーサルホビーバイス V-3」というものです。

ゆくゆくはタガネを使った彫り技法も覚えたいって方は、思い切って「彫刻台」を手に入れてしまうのもありです。

青タガネ(ハイス)

フクリン枠にこいつを当てて、おたふく槌で叩き、枠を伏せて留めていきます。

材質は高速度鋼(ハイスピードスチール・・・略して”ハイス”と呼ばれています)で出来ているため、赤タガネ(炭素鋼)でおこなうような焼き入れや焼き戻しは必要ありません。

粘りが強く切削性に優れているので、彫り用のタガネとして使うのが一般的ですね。

フクリン用のタガネとして使う場合には、グラインダーで面(先端)を直角に加工して使用します。
(カスタマイズ方法は、講座内で紹介します。)

面の形は、片切り(長方形のかたち)と毛彫り (四角形のかたち)の2種類があり、留める石の大きさに合わせて使い分けます。

そして、それぞれに面の大きさ(1・2・3・4・5号)が分かれていますが、今回は2号を使用します。

おたふく槌 15φ


タガネを叩くための道具です。

金槌部分の直径のサイズは色々ありますが、金槌面の直径と重さのバランスがちょうど良い15φ(15mm)を選択しました。
直径が小さくなればなるほどタガネが当てづらくなるし、逆に大きくすればするほどオタフクが重くなってしまうからです。

市販の柄はそのままだと長いので、カットして使用します。
柄の上で手の平をいっぱいに広げた時、小指と親指の幅+4cm程度の位置を糸鋸で切りましょう。
そして、槌付近の柄を削って、打ちやすくカスタマイズしていきます。
(講座内で詳しく解説します。)

爪たおし 覆輪用


爪倒しの面をフクリン枠に当てて、直接柄を持ち、手の力で枠を伏せて留めていきます。

キズを最小限に抑えて留めることができるため、大きな枠のものなど手の力で伏せられるものは、こいつを使ったりタガネと併用したりします。

ヒートクレイ


生産中止となったヒートフォームの同等商品がこれです!
60℃の熱で粘土のような軟からさに、そして冷めるとそのカタチのまま硬化します。
石留めなどで、バイスにアクセサリーを挟む時のクッション固定材としてこいつを使います。
ヤニのような独特な臭いやベタつきがなく、劣化するまで何度でも再利用ができる優れものです。

トリプレットルーペ


石がちゃんと留まっているか確認するために使います。
歪みがでないレンズを3枚使用したトリプレットの手のひらサイズの拡大鏡です。
倍率は、10倍が使いやすいです。
レンズの大きさは、15φか18φが手頃サイズかな。
LEDライト付きのものもあります。

ミルタガネ(球ぐり工具)


石留めやミル打ちなどで使用する球ぐり工具です。
ミル打ちした覆輪デザインを作るのに使います。

超音波洗浄機 ヒーター付き

超音波洗浄機「US-1KS 」(上画像)

  • 1秒間に1000回繰り返される周波数、振動数 38kHz
    (この数値が高いほど強力に洗浄できる)
  • ヒーター制御 常温~50℃(1℃刻みで設定)
    (バフカスをキレイに落とすには、温度を上げた状態で超音波を当てなければならず、この機能は必須)
  • タイマー設定 最大60分(1分刻みで設定)
    (別に無くても問題なし。あれば便利程度)

必須機能としては、振動数が強力なもので、ヒーターが付いているもの。ボクも使っているこの超音波洗浄機「US-1KS 」は、株式会社エスエヌディが販売元の日本製のものです。

 

さあて、この道具たちを揃えてもらったら、いよいよ覆輪留めを自宅で実践してもらいます。

具体的な覆輪留めのやり方を動画で学び、マスターしていきましょう!

 

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