1章2~スキルを磨け!

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第5話 真感覚を覚醒させろ!

ここはカルマが通うスキルアカデミーの教室。

マックス先生
「ワックスでフォックスでマックスだ~」

「おはよう諸君!」

カルマの心の声
” この文句、定着させる気かな。 ”

マックス先生
「糸ノコを早く正確に切るためには、どう修行に挑めばいいか、分かったかい?」

「さあ、アンサータイムがやってきぞ~」

教室は今日も静寂のまま・・・・

「修行の極意を教えてあげよう!」

「それはな、

” やり過ぎの限界を知ること ”だ。

” 基準を作る ”と言ってもいいだろう。」

「初めは失敗しても構わないから、
とにかく、切り過ぎの感覚を覚えること。」

「切り過ぎた感覚を覚えさえすれば、その感覚を基準にできる。」

「あとは、その基準をもとに調節していけばいい。」

「切り過ぎの感覚さえ分かってしまえば、
切り方をセーブしていけばいいだけだからな。」

「これで、今の正確に切れる己のスキル限界値も分かってくるはずだ。」

「あとは・・」

「常に作業中は、自分の行動に意識を持つことだな。」

「自分の思い描いた通りに切ることができるよう
意識しながら切ることは忘れてはいけない。」

「頭と体の感覚のズレがどのくらいあるのか、
肌で感じ取っておくことが大事だぞ。」

「作った基準から、感覚のズレを考慮しながら、微調整して作業していく。」

「それを何度も繰り返していくうちに、
頭で考えなくても、体がその感覚通りに動いてくれるようになる。」

「これを、私は、” 真感覚 ”と呼んでいる。」

「これが出来るようになれば、
思い描いたとおりに、しかもスムーズに切れるようになっていくはずだ。」

「さて、この真感覚は、ヤスリで削る作業でも通用する。」

「今日はもう1つ、課題を出すぞ。」

課題はこちら

ワックスを削る!ヤスリを極めろ
ワックスをヤスリで削るときの当て方やヤスリのカタチに合わせた削り方を映像におさめています。

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マックス先生
「工具を揃えたら、すぐさま始めてくれ!」

 

第6話 技は真似して盗むべし!

 

マックス先生
「ワックスでフォックスでマックスだ~」

「おはよう諸君!」

「今日も元気でMAX!」

カルマの心の声
” なんか新たなの入れてきたな ”

マックス先生
「百合の紋章のデザインの切り出しは出来ているかな。」

「今回の渡す課題は、スパチュラの基本スキルが分かる映像だ。」

「この映像で、基本的なスパチュラの扱い方を見てもらう。」

「そして、用意してもらった百合の紋章を使って、
実践しながらスパチュラのスキルを覚えていくという流れだ。」

「もうすでに、3本のスパチュラは用意していると思う。」

「このスパチュラたちが、
どこでどんな風に使われるのか、じっくりと映像で確認しながら、
実際に真似して彫り進めてみてほしい。」

課題はこちら

ワックスを仕上げる!スパチュラを極めろ
実際に1つのデザインを削っていく過程を見ながら、3本のスパチュラの扱い方を学べる映像です。

※こちらはクローズド特典です。
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マックス先生
「もうそろそろ、後半戦のアクセ解剖学で使うデザインの募集をかけるぞ~!」

「アクセデザインの3面図の書き起こし、
WEBから集めてきた画像など、
エバァァノートゥにまとめたデザインノートゥを作ってほしい。」

「そのノートゥを私と共有するのだ。」

「共有方法は、今回は、” ノートをメールで送信 ”を選んで送ってほしい。」

ノートゥの共有方法はこちらを参考に
https://blog.evernote.com/jp/2015/07/16/49007

 

第7話 新たな修行

マックス先生
「ワックスでフォックスでマックスだ~」

「今日も元気でおはようMAX!」

カルマの心の声
” なんか融合されたぞ ”

マックス先生
「地金とワックスの作り方には、
大きく違う点があるんだが、何か分かるかい?」

「それはな、ワックス制作は何度でもやり直しができるってことだ。」

「切り過ぎたり、削り過ぎたりしても、
ワックスペンを使えば、修正ができてしまうんだよ。」

「しかも、新たなワックスを盛り付けて、
素材自体を自由な形に変えることができるのだ。」

「この作業を、地金でやるのは至難の業なんだ。」

「そして、ワックスペンの扱いが上手くなれば、
その他のスキルの力量をカバーすることだって出来てしまうんだよ。」

「ワックス制作にとって、とても重要なスキルということだ。」

「というわけで今日は、ワックスペンの基本的な使い方をマスターしてもらうぞ。」

課題はこちら

ワックスを自由自在!ワックスペンを極めろ
埋める、修正・補強、盛り付けなどのワックスペンのプロのスキルを映像におさめています。

※こちらはクローズド特典です。
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第8話 マックスまとめ

マックス先生
「おはよう諸君!」

いつものように黒板の前に立つと、目を閉じてしまった。

カルマの心の声
” あれ!?どうしたんだろ? ”

” いつものやらないの "

” って、なに期待してるんだ! ”

ゆっくりと目を開けると、

マックス先生
「この冷めた目で見るすべてがクマ、
私がしゃべり、教室に静寂(しじま)が訪れ、
冷たい空気が流れれば、そこはMy Best Room」

カルマの心の声
” どんな詩だ。 ”

マックス先生
「今日は残念なお知らせがあります。」

「マックス先生のワックス基礎講義は、
この回を持ちまして終了となります。」

カルマの心の声
” あれっ!そうなの?”

し~ん

マックス先生
「そうだよな、みんな突然で言葉も出ないよな~うんうん」

カルマの心の声
” いやいや、周りはそんな感じでもなさそうだけど・・・”

マックス先生
「諸君は、今まで色々なワックススキルを取得できたかと思う。」

「そこで今日は、その総まとめとして、
覚えたスキルを盛り込んだワックス原型を作ってもらいたい!!」

「その課題の名は、” マックスまとめ ”」

課題はこちら

ワックスモデリングファイル1~百合の紋章デザインのペンダントトップ
いままで習得した糸ノコ、ヤスリ、スパチュラ、ワックスペンのスキルを盛り込んだデザインペンダントを作ってもらう映像課題です。

 

マックス先生
「寸法、必要工具、作り方の流れを映像におさめているから、
今までのスキルを実践していれば、
諸君たちならきっと作れると、先生は信じているよ!」

「先生の講義はこれでおしまいとなるが、
キミたちの心には、永遠にボクという存在が刻まれたことだろう。」

「先生はいつまでも、キミたちの憧れの的だ!」

カルマの心の声
” 自画自賛か~い ”

マックス先生の笑顔の頬に、一粒の涙がキラリとこぼれた。

カルマの心の声
” まあ確かにこれでおしまいだと思うと、それはそれで結構寂しいかな ”

マックス先生
「これ以上メソメソしてても仕方ないよな。」

「それじゃあ、最後はキミたちと一緒に、アレでまとめますか!!」

カルマの心の声
” もしかして、例のアレ!? ”

マックス先生
「用意はいいかい!いくよ~」

「ワックスでフォックスで~」

カルマの心の声
” ワックスでフォックスで~ ”

マックス先生
「せ~のぉ~!」

マックス先生
「マックスまとめだ~!!」
カルマ
「マックスだ~!!」

二人の声だけが教室内に鳴り響いたのだった。

カルマの心の声
” 思わず言ってしまった!しかも合ってないし~ ”

マックス先生がカルマの肩に手をおき、やさしい声で、

マックス先生
「カルマちゃん、ドンマイ(笑)」

カルマの心の声
” 笑顔で慰められた~恥ずかし~ ”

マックス先生
「ああ、そうそう!!
諸君に言い忘れたことがありました!」

「今日の課題は、来週までに作ってきてくださいね。
次回は、いよいよ” ワックス原型制作解剖学 ”を始めるよ!」

カルマの心の声
” 基礎講義が最後って意味かい!紛らわし~ ”

今日も教室に冷たい空気が流れている。

 

第9話 どうなる?後半戦

マックス先生
「ワックスでフォックスでマックスだ~」

「おはよう諸君!」

「今日も元気で~MAX!MAX!」

カルマの心の声
” これで聞納めか~ ”

周りはし~んとしている。

マックス先生
「課題はうまく出来たかな?」

「ちなみにあの百合の紋章のペンダントトップは、
ワックス原型の重さとして 1g 以内で仕上がっていれば合格です。」

カルマ
「なぜ、1g以内じゃないといけないのですか?」

マックス先生
「それは、あの課題では寸法があらかじめ決められていましたよね。」

「その寸法通りに作っていけば、
おのずと1g以内におさまるデザインとなるのです。」

「アクセサリー作りでは、重さを知るってことはとても重要なことなのです。」

「重さが分かれば、そのアクセサリーがいくらで作り出せるかが分かるからです。」

「諸君は、これからたくさんのアクセサリーを作っていくこととなるでしょう。」

「当然、作るためにはお金が必要となってきます。」

「ワックス原型を作る時点から、制作に必要な金額・・・
そう!原価がある程度分かれば、計画的に作業が進められます。」

「商売をするなら、当然覚えておかないといけないスキルの1つです。」

「キミたちに、基礎講義終了のご褒美として、
ワックス原型の重さから、シルバーやゴールドになったときの価格(原価)を割り出す計算方法を教えましょう。」

ご褒美はこちら

ワックス原型から原価を割り出す方法
ワックス原型の重さから、シルバーやゴールドになったときの価格(原価)を割り出す計算方法が分かります。

 

マックス先生
「これでワックスの基礎は、おしまいです。」

「ここからは習った基礎を使って、実践あるのみです!」

「と、ここでキミたちに、カルマちゃんからカミングアウトがあります。」

カルマの心の声
” 報告と言って ”

カルマは席を立ち、黒板の前に立った。

カルマ
「あの~、突然ですが、この講義を最後に皆さんとはお別れを 」

言葉に被せるように、

マックス先生
「ええっ~!!」

カルマの心の声
” 先生、わざとらしい ”

マックス先生
「我が子が巣立っていくのは悲しいものですね。(ノД`)シクシク」

「それじゃあ私もカルマちゃんにカミングアウトしようかな~」

カルマの心の声
” なになに、なんか怖い ”

マックス先生
「じつは~、あの~、好きです、特に顔がタイプなんです!」
「きゃはっ、言っちゃった、恥ずい~」

カルマの心の声
” 全員、クマの顔ですけど・・・ ”

カルマは苦笑い

マックス先生
「寂しくなったら、先生の胸にいつでも飛び込んでおいで。」

カルマの心の声
” 飛び込みません! ”

苦笑いが引きつっていく

マックス先生
「いつでもウェルカムですよ。」

「なんだったら、先生の方から飛びこんじゃ・・」

言葉に被せるようにキッパリと、

カルマ
「大丈夫です!」

マックス先生
「あはははは。冗談です。」

「冗談ついでに、」

「じつは・・」

「今までの私の言動は・・・」

「キャラを演じていたんです!」

カルマ
「知ってましたよ。」

「多分・・ここにいる全員も」

マックス先生
「あはははは。バレてましたか。」

「じつはね、私はこのワックス基礎科が、
担任として初めて受け持つクラスだったのです。」

「自分で言うのもなんですが、
こう見えて、私は真面目なんですよ。」

「真面目がゆえに素の自分で接していては、
私が理想とする関係は築けないと思ったんです。」

「先生と生徒の垣根を越えたそんな関係が作りたかったんですよ。」

「そして、考えた末に、こうなりました。」

「まあ、でも、なんか空回りしてましたけどね。」

カルマ
「個人的には好きですよ、あのキャラ。」

マックス先生
「そう言ってくれると、嬉しいです。」

「それでは、これからも思いっきりマックスしてもいいですかね?」

カルマ
「良いと思いますよ。」

マックス先生
「わかりました。」

マックス先生は、カルマに手を差し出し、握手を求めた。
カルマもそれに答えた。

マックス先生
「カルマちゃん、ありがとう。」

そして先生は、生徒たちの方を向くと、

「さてさて、他の皆さんは、いよいよ次回から後半戦です!」

「この辺で主人公はさっさと本編に戻っていただいて、
主役抜きで勝手にアクセ解剖学を始めていきたいと思いま~す。」

カルマの心の声
” なに!その展開っ! ”

マックス先生
「キミたちから寄せられたデザインを、
” 先生だったら・・”っていう視点から、
作り方の流れ、そしてその制作意図などを解説していきますよ。」

「まだまだ、デザインは募集中で~す!」

「奮ってご応募くださいね!!うふ」

「それでは、次回をお楽しみに」

 

第10話 集結

ガウディ
「来たな。」

レオナルド
「アカデミーはどうだった?スキルは上達できたかい?」

ガウディ
「いよいよ、この時が来たようじゃな。」

「ジュエリルワールドの世界へと旅立つ日じゃ。」

ここはドリームハーフのちょうど中心に位置する共鳴の大木、
ガウディ、レオナルド、ユフィリー、
そして、カルマが揃ったのだ。

ユフィリー
「ちょっぴり寂しいな」

カルマ
「なんでだい?」

ユフィリー
「ボクはここでお別れだもん。」

レオナルド
「ユフィリーよ、本来、スキルアカデミーである生徒は、
導いた者とはここでサヨナラなのだが、
課題半ばにして本人にバレて、判定が不能となったしまった。」

レオナルドはガウディを睨むと、ガウディはバツの悪そうな顔で微笑んだ。

ガウディ
「というわけで今回は特別に、 カルマのサポート役として、
ジュエリルワールドへ一緒に同行してもらい、
課題の再判定をする運びになったんじゃ。」

レオナルド
「ユフィリー、異存はないかい?」

ユフィリー
「はい!!よろこんで」

カルマ
「また、よろしくね!」

ユフィリーはうれしそうに何度も頷いた。

ガウディ
「さてカルマよ、そなたにはジュエリルワールドに行き、
散らばっているスキルのかけらを見つけてきてほしいのじゃ。」

「この試練を通して、ネオ・カルマレイとしての適格者かどうかを判断する。」

「ここで辞退しても構わんが、どうする?」

「もちろん、いきますよ!」

ガウディは大きく頷いた。

レオナルド
「ジュエリルワールドの世界はね、
それぞれ違った特徴を持った海によって、大きく2つのエリアに分かれている。 」

「青や緑などワックスが溶けた色をした海をワックス海、
シルバーやゴールドなど貴金属が溶けた色をしている海を地金海(じがねかい)と呼んでいる。」

「その海の特徴から、その名前が付いたとされているんだな。」

「そして、海と海の堺目の水は、
混ざらずにハッキリと分かれているんだよ。
そこがエリアの分かれ目となっているのさ。」

「しかし、この世界はまだ知られていないことが多くてね。
どうやら他にもまだエリアが存在する可能性が高いんだよな。」

「カルマには、かけらを見つけ出すと共に、
未開エリアの調査もお願いしたいんだ。」

ガウディ
「しかし、カルマとユフィリーだけで、
この広大なジュエリルワールドの世界を冒険するのは、ちと荷が重すぎる」

レオナルド
「そこで、もう一人、仲間が来ることになっている。」

「もうすぐ、来る頃なんだけどな。」

突然、空から何者かが飛んできた。
颯爽と降り立つと、まばゆい光とともに、その姿があらわになった。

カルマ
「ダリ!?」

ダリ
「やあ、カルマ、久しぶりだね。」

カルマ
「もしかして、キミが仲間ってこと?」

ダリは頷いた。

レオナルド
「さて、それでは、役者も揃ったことで、始めるとするかな。」

「お~い、ギキュウ~!」

ギキュウ
「揃ったのかい?」

カルマ
「ん!?」

共鳴の大木の穴から、あの合成屋のリスが現れたのだ。

カルマ
「ギキュウって、校長の名前にも・・・」

ギキュウ
「そうだよ。私はスキルアカデミーの校長でもあるのさ。」

「まあ、アカデミーは任せっきりだけどね。」

「では、皆の衆、持ってきたかな?」

ガウディ、レオナルド、ダリ、そしてギキュウは、
それぞれが持ってきたものを取り出した。

ダリ
「南の鳳凰ルビー」

レオナルド
「北の玄武オニキス」

ギキュウ
「東の青龍サファイア」

ガウディ
「西の白虎ダイヤ」

4つの宝石のかけらだった。

それぞれを1つに重ね合わせると、4色が1つになった珠となった。

そして、共鳴の大木に開いた穴に、それをはめ込むと、
穴という穴から、まばゆい光が放たれ、
大木は生き物のようにうごめいた。

ギキュウ
「師匠が目覚めるよ~」

 

第11話 それぞれの使命

龍の尻尾のようなカタチの黄金色に輝いた共鳴の大木が、うごめいている。
誰かが思念通話で話しかけてくる。

誰か
「導かれし者か」

ガウディ
「ええ」

誰か
「適格者にはなれそうかい?」

ガウディ
「行かせてみないことには。」

誰か
「そうだな」

「カルマよ」

「カルマレイ族の話は、聞いているか?」

カルマ
「ええ、人間の世界から逃れてきた生き物たちをジュエリルに変えて、
ジュエリルワールドに逃してあげたっていう話ですよね。」

誰か
「そうだ。」

「カルマレイ族は、アイテムを使わなくてもジュエリルに変身できる、
パーフェクトジュエリルという唯一無二の存在なのだ。」

「彼らが、なぜジュエリルワールドという世界を作ったのか?」

「その本当の理由を教えてやろう」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

イメージが頭の中に浮かんでくるのがわかる。

横たわった年老いた黄色い龍のジュエリルの側には、
虎と黒猫のジュエリルがいる。
そして、それを取り囲むようにして、
様々は龍のジュエリルたちが集まっている場面だ。

黄色い龍
「我々カルマレイもな、おぬしと同じく人間なんじゃ。」

「いつまでもこのジュエリルワールドの世界にいてはいけなかったのだよ。」

「ガウディよ、この世界は、なぜ出来たと思う?」

ガウディは首を横に振った。

黄色い龍
「我のような古きカルマレイはな、
時が来ると、パーフェクトジュエリルとなり、
ジュエリルワールドへと旅立っていくのだ。」

「やがてはそこで、スキルのかけらとなるためにな。」

「この世界でスキルのかけらとなり、
次を担う若きカルマレイに、自分のすべてを受け渡すためだ。」

「若きカルマレイはこの世界に訪れて、スキルのかけらを手に入れていく。」

「そして、そのカルマレイもまた、
同じように旅立ちの時を迎え、
スキルのかけらへと帰っていくのだ。」

「そうやってカルマレイの持っている知識と技術は、
繰り返し繰り返し受け継がれてきた。」

「このジュエリルワールドの世界はな、
誕生と継承と終焉を迎える神聖なる場所、
そう、カルマレイ族そのものだったのだよ。」

「しかし、この世界に生き物たちを受け入れた優しさと、
人間世界から住む場所を奪われ、このジュエリルワールドで暮らさなければならなくなったことが、
皮肉にも、この世界の秩序を乱してしまったのだ。」

「ジュエリルワールドでは、ジュエリルの姿であらねばならない。」

「よって、この世界にいる限りは、
カルマレイ族も、この龍のジュエリルのまま、実を結ぶしかなかったのだ。」

「パーフェクトジュエリルになるには、
カルマレイ同士じゃなければなれないのだよ。」

「それが時代とともに、
パーフェクトジュエリルは、
他のジュエリルたちとも実を結び出してしまい、
純血なカルマレイが少なくなってしまった。」

「パーフェクトジュエリルでない限り、
スキルのかけらにはなれないのだ。」

「誕生と継承の秩序が乱れてしまったのだ。」

「このままでは我々の受け継いできた知識と技術は、
いつしか途絶えてしまうだろう。」

「もうカルマレイ族だけが、
このスキルのかけらを受け継いでいくことは限界なのかも知れん。」

「ガウディよ、おまえに頼みたいことがある。」

「時代が完全に変わりゆく前に、なんとか
この世界に散らばっているすべてのスキルのかけらを見つけ出し、
1つにまとめ上げてほしいのだ。」

「そして、おまえが選んだ人間の中から、
カルマレイとして相応しい適格者、
” ネオ・カルマレイ ”を見つけ出し、
そのものたちにすべてを受け継がせるのだ。」

黄色い龍は、少し苦しげな表情をして、

黄色い龍
「このままでは、もうすぐ我もスキルのかけらとなってしまうだろう。」

「そうなる前に、
故郷であるドリームハーフに連れて行ってもらいたい。」

「そしてこの命が終わりを告げたとき、
その地に我を埋めて、そこにこの種を蒔いてくれないか。」

黄色い龍は、一粒の種をガウディに渡した。

「我はこの世界へと導く、ジュエリルゲートとして生きよう。」

「そして、お前たちはゲートの鍵となるのだ!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

違う映像が流れてきた。

ガウディが、ドリームハーフの中心にいた。

足元には、こんもりと土が盛られている。

ガウディはそこへ族長からもらった種を蒔いた。

すると、
すぐに芽を出し、
やがて苗木となり、
すくすくと育って大木となったのだ。

そして、赤と青と黒と白が混ざったまあるい果実が実り、
その果実は地面に落ちて、
4色に割れ、宝石のかけらとなった。

カルマ
「これってさっきの宝石のかけらですよね?」

誰か
「そうだ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

また違う映像が流れてきた。

大木の前に、集まっている者たちがいる。

ガウディとレオナルドとギキュウ、
それに・・・フィガロの姿。

ガウディ
「ワシとレオナルドは、人間世界から適格者を探してみることにする。」

ギキュウ
「ボクは、適格者を育てる学校を作る、それと・・・」

ギキュウは大木を見上げ、

「師匠をお守りするよ。」

ガウディ
「オマエはどうするのじゃ。」

フィガロ
「俺は自分の国を作る。そして、俺なりのやり方で適格者を見つける。」

ガウディ
「そうか」

レオナルド
「それじゃあ、その時が来たら、皆ここに集まることにしよう。」

そう言うと、それぞれが宝石のかけらを受取り、4方向へと散っていった。

 

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