1章1/2~始まる前に

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思いは大事なんだ

リスの校長であるギキュウの計らいで、スキルアカデミーに仮入学させてもらったカルマは、ユフィリーの教室にいた。

ここ” スキルマスター科 ”の担任は、ミニフクロウのジュエリル” もずく先生 ”である。

もずく先生
「ユフィリー久しぶりだね。」

ユフィリー
「はい、先生」

もずく先生
「君はカルマだったかな。」

カルマ
「はい」

もずく先生
「キミはどんなスキルマスターになりたいのかな?」

カルマ
「えっ!?いや、スキルマスターですか!あっ、う~ん。」

もずく先生
「そうかそうか、まあよい。」

「それでは、これから独り立ちしていくキミたちに、今日はある物語を話そうかな。」

ふたつの道

あるところに、同時期に知識ゼロから彫金をスタートしたユフィリーさんとカルマさんがいました。

はじめて間もない2人にスキルマスターは、

「どんなアクセサリーを作りたいのか?」

と尋ねてみると、

ユフィリーさんは、
「自分が満足するアクセサリーを作って売っていきたい!」と言いました。

カルマさんは、
「相手に喜ばれるアクセサリーを作って売っていきたい!」と言いました。

マスターの下で一生懸命に学んだ2人は、遂に自分たちのブランドを立ち上げることが出来ました。

ユフィリーさんはというと、今まで貯めていたアイデアをもとにして、独創的なアクセサリーを次々に発表していきます。

カルマさんはというと、どんなアクセサリーが喜んでもらえるのか常に考えながら、少しづつだけれど、相手に喜ばれるアクセサリーを作っていきます。

ユフィリーさんのブランドは、勢いよくどんどんと成長していきました。

カルマさんも、ユフィリーさんほどではないですが、確実にファンを増やしてブランドが成長していきます。

月日が流れ、ユフィリーさんもカルマさんも、自分1人だけでは担いきれない規模にまで、ブランドを成長させることができました。

そこで、ユフィリーさんは、自分の右腕となる弟子を育てようと人を集めました。

カルマさんは、自分の想いに共感してくれる仲間を集めました。

ユフィリーさんの弟子も、カルマさんの仲間も、それぞれのブランドスタッフとして一生懸命に働いてくれました。

ユフィリーさんとカルマさんそれぞれの下で、技術や知識、そして想いを受け継いだものたちは、やがて、どちらも立派に成長して一人前になっていきます。

すると、

ユフィリーさんの弟子たちは、自分もユフィリーさんのように自分が納得するアクセサリーを作りたいと、1人また1人と独立していきました。

ユフィリーさんはまた、1から弟子を育て直しながら、働き続けていきました。

カルマさんとその仲間たちはというと、

「喜ばれるアクセサリーをもっともっといろいろな人たちに提供したい」という共通の想いで、協力し合って働き続けていきました。

2人とも立派な彫金師となりましたとさ。

おしまい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

もずく先生
「どうですか、一般的に見て、どちらも商売としては成功をおさめています。」

「しかし、それぞれの想いが、二人の環境を大きく変えましたよね。」

「そして、その想いが周りの人たちの心をも変えていきます。」

「もしキミたちだったら、ユフィリーさんとカルマさんのどちらの道を歩みますか?」

 

成長するための3つのパワー

今日はガウディが特別講師として、ここスキルアカデミーにやってきていた。

教壇の前に立ったガウディはカルマと目が合うと、ニッコリと笑いウインクをおくった。

教室という空間の中で改めて先生と生徒という立場で会うのは、なんだか、気恥ずかしさがある。

そんなことなど、微塵の感じさせず、ガウディは喋りだした。

ガウディ
「こんにちは。」
「ガウディじゃ、よろしく。」

「ワシは人間なんで、人間なりの観点で、今日はおしゃべりしようと思っている。」

そう言うと、ガウディはそばにある椅子に腰掛けた。

ガウディ
「本来、人間はなまけものなんじゃよ。」

「ワシも日々、自分自身のなまけ心と戦っとる。」

「いかに今の自分を奮い立たせられるかで、今後の未来が変わってくることじゃろう。」

「” 今を変えない限り、未来が変わることはない。”のじゃ。」

「それじゃあ一体、未来を変えるため、自分が成長するために、力を入れるべきこととは何なのじゃろうかのう。」

「今日はそなたたちに、ワシが普段心掛けて力を注いでいる3つのパワーを紹介しよう。」

3つのパワー

1.毎日を積み重ねるパワー

日々の生活には色々な雑務や用事、甘い誘惑がホントに多いな。

よしやろう!と心に決めた時ほど舞い込んでくるんじゃよ。

そんな残業や家事や友人からの誘いなんかに、エネルギーを取られ過ぎてしまうと、その日のヤル気パワーはガス欠状態になるんじゃ。

すぐに結果も出ないもんじゃから、また明日やればいいやとやるべきことを後回しにしてしまうんだな。

そして、いつしかそのこと自体興味が薄れていく。

はじめは辛いかもしれんし、面白くもなく義務的になってしまうかもしれんが、毎日必ずやる活動、「自分向上の時間」というものを作ってみるのじゃ。

初めは30分、いや10分でも良い、少しでいいから、毎日やるんじゃよ。

1カ月も続けていれば、続けてきた自分に自信がついてくる。

することが当たり前となり、生活の一部になっていくんじゃな。

逆にやらないと、なんか気分が悪くなる。

こう思えてくれば、こっちのもんじゃな。

2.吸収したら吐き出すパワー

なにかを覚えるとき、ワシはとにかくやりながら覚えることにしているんじゃ。

かといって何も分からないまま始めるのはダメじゃぞ。

覚えるのが遅くなるし、分からな過ぎると、つまらなくなっちまう。

取説などがあれば、まずは軽く目を通す。

でもさらっと見て始めるんじゃ。

そして、わからない事が出てきたときに、初めてその部分の説明をじっくり読み込むのじゃな。

人間は疑問が沸いてからの方が、頭に入りやすく、かえってその方が早く覚えられるよう、頭がそうできているんじゃ。

『習うより慣れろ』じゃな。

それが覚えるための一番の近道だとワシは信じておる。

ただし、自己流になるのは軽率じゃぞ。

疑問に思ったことは、なあなあにせず、立ち止まって自分なりの答えを見つけてから次に進むことじゃ。

やりながらでいいから、わからないことは素直に認め、愚直に学び、そして行動に移す。

頭や体に染み込むまでは、この繰り返しなんじゃ。

ココをおろそかにしちゃいかんぞ。

はじめはわからないながら、あれこれ試してみる。

そして、後から何度も何度もじっくりと読み込むんじゃ。

皆、逆なんじゃよ、やることが・・・

始めにじっくりと読み込みすぎて、それでお腹いっぱいになって満足してないかな?

3.生きたお金を使うパワー

そなたたちは生きたお金を使っているかい?

スポーツを始めたいなら、ルールブックや道具を手に入れるはずじゃ。

本気でダイエットを考えたら、ダイエット本や関連グッズなんかを買うだろうし、美味しい料理を作りたいなら、料理本や便利な調理器具が欲しいと思うじゃろう。
ましてや、彫金を本気で始めたい、ゆくゆくはビジネスにしていきたいと考えているのであれば、その達人や先駆者が薦める知識や道具を購入して、覚えたり活用したりするのは自分への投資だと思うんじゃよ。

そこに使うお金は、自分を成長させる近道だし、生きたお金なんじゃ。

ここだけの話じゃが、
彫金に関する書籍がたくさん出ているが、
多くの本はプロが仕事で使う技術を詳しくは載せてないんじゃよ。あくまでこんな感じに作られます、使います程度のレベルまでの知識本が多いんじゃな。彫金の世界は閉鎖的なんじゃよ。
プロの技術をそう安々とは教えてくれんよ。まあワシはその考え方には、疑問符が付くがな。

話がちと脱線してしまったが、

どうも、せっかく稼いできたお金を死に金にしてしまうヤツが多いのう。
呑み代や遊び代などに使いすぎじゃ。

もちろんワシも呑む事も遊ぶことも大好きじゃよ、時には生きたお金に変わることだってある。

でもな、今のそなたたちにとって、それが本当に生きたお金の使い道なのかな。
・・・

どうじゃ?
” 今を変えない限り、未来が変わることはない。”のじゃぞ。
自分の未来の成長に投資するなら、どっちじゃ?

知識や道具かい?

それとも、呑み仲間や遊び仲間?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これがワシが普段心掛けて力を注いでいる3つのことじゃ。

まずは、常日頃から意識することからはじめみることじゃな。

じゃあ、今日の講義はこれで終わりじゃ。

はあ~、喉がカラカラじゃよ。

 

誰の人生を生きているの?

もずく先生
「さてさて、今日はキミたちの先輩にインタビューした貴重な音声が出てきたんで、
それを聞かせたいと思う。」

「まあ、とにかく聞いてみてくれ。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

自分の思いのためだけに時間を費やしたことって今まで本当に少なかった。

誰かに頼まれたから俺もする。
誰かがしているから俺もする。
なんとなく俺もしている。

仕事もそうだけどさ、プライベートまでもそんな感じで生きてきたなあ。

自分の心の中ではこのままじゃいけないと分かっていながらも
仕方がないよな~って言い聞かせて生きてきた。

歳を重ねるたびにさ、
色々な責任がのしかかってくるからなのかなあ、
どんどん言葉や行動が重くなっていくよ。

本当にこれはまずいよね。

でもな、どこかでそんな偽りの自分に終止符を打たなければと、
心の片隅にはさ、
もう一人の俺がね、
ちゃんといたんだよね。

そして、ようやく
そのもう一人の俺がさ、動き始めたってわけ。

したいからしている!!
今がまさにそう!

こうやって録音しているのだってさ、
誰のためでもない。
俺がそうしたいからそうしているんだよ。

成長できると信じているから、行動している。

自分のステージアップのために、
時間やお金も投資できるようになった。

自分が成長できるものにはお金を惜しみたくはないし、
そこをケッチって時間を無駄に使うほうが、
よっぽど人生損してると、
なんとなくだけど、わかった気がする。

昔は後先考えずに、
その時の欲望のために使っちゃったからね~

まあ、これは皆一緒か。
いつ、気づくのかっていう問題か。

まあ、時間はいくらあっても足りないね。
寝なくて済むなら寝ないでやるべきことをしたいよ。

自分の限りあるお金と時間を何に使ったかで、
未来の自分が出来ていく。

そりゃさ、自分に正直に生きていくのって、
なかなかそう簡単じゃないよ。

今まで生きてこれた基盤を壊さなければいけないからね。

相当な勇気や覚悟が必要だし、
もしかしたら収入も下がっちゃうかもしれないね。
今までの仲間も離れちゃうかもな。

でもさ、毎日ため息つきながら、
他人の人生に乗っからないと生きられない
そんなつまらない人生はもう懲り懲りなんだよね。

自分の生きたい人生を進んでさ、
それでいて、だれかのお役に立てられたら最高だよ。

俺はそれがカッコイイと思ったから、
自分と正直に向き合って、
今の生き方を選んだ。

こっちの困難や試練の方が、潔くがんばれるからな。

昔さ、俺の母ちゃんが言ってたよ、
苦労は買ってでもしろってさ。

スキルマスター科 キツネのマックス

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もずく先生
「さあ、明日からいよいよ、ワックスの本格的講義の始まりだぞ。」

 

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